数字に込められた1人ひとりの汗の尊さを忘れない。

PROFILE

住生活カンパニー
生活資材第三部
生活資材第四課

中西初奈

2009年度入社

ハンズオン経営のリアルな姿に触れる

日系企業でグルーバル展開している企業を志望して、メーカーと総合商社に絞って就職活動しました。伊藤忠に決めたのは、人がイキイキと働いているという印象が強かったからです。実際に入社してみると若手社員にもどんどん責任ある仕事を任せてくれる風土を実感しました。取引先との打ち合わせの席でも、上司を差し置いて若手が自由に発言する、そんなシーンが珍しくないのが当社です。今までで一番印象に残っているのは、入社3年目にインドネシアはスマトラ島の天然ゴム加工事業の子会社で3カ月間の研修を受けたことです。約1,000人が働く広大な工場の中に、日本人は4人だけ。電話もつながりにくい場所で、治安も決して良いとは言えません。文字通り本社の目の届かない環境で、駐在員たちは自らの手で、農民からの天然ゴムの原料購買の指示をしたり、加工工場の製造ラインを管理したり、客先であるタイヤメーカーへの販売をしています。そうした姿を目の当たりにし、投資会社とは異なる、伊藤忠ならではの子会社のハンズオン経営の醍醐味を実感しました。イスラム教徒の多い国なので重要なミーティングの途中でも、お祈りのために一時中断することはしょっちゅう。言葉も考え方も違う異文化の中で体を張って奮闘しなければならない駐在員生活は、今思い返してもワクワクする経験でした。この経験で私の視野は一気に広がり、本社で目にする“数字”の裏側に、こうした現場の姿があることを学びました。

CAREER STEP

数字の裏側にある意味を読み取る

私の現在の業務は、インドネシア、タイ、シンガポールにある天然ゴム事業会社の管理です。それぞれの事業会社の売上や在庫など、現状を確認し、上司に報告。当然ですが、順調な報告ばかりではありません。天然ゴムは農産物なのでエルニーニョ現象など気候条件によって生産量が大きく左右されますし、同時に先物商品なので相場の動きにも影響を受けます。そうした数字の変動を見て、インドネシアでの研修の経験をもとに、その背後にある理由を察し、理解するようにしています。実は、インドネシアに滞在していたとき、現地の女性職員から「本社から女性社員がやってきて、マネジメントの仕事をしている姿を見て、モチベーションが上がった」と言われたことがありました。私も、家庭を持っても働き続ける彼女たちの姿を見て励まされ、国もバックグラウンドが違うもの同士でもお互いに通じるものがあると知り、またお互いに刺激しあえていることを非常に嬉しく思ったものでした。今、その子会社からの事業報告を受けるとき、あの時の彼女は頑張っているだろうかと、インドネシアの地に思いを馳せることがあります。

一日の生活

無限の選択肢が未来の私を待っている

当面の目標は、様々なチームから引っぱりだこにされるような実力を身につけることです。現在の仕事は、所属部署傘下の世界中の事業内容と状況を知り、それを経営陣はどういう考え方のもとで判断するのかといったことを学べる、とてもやりがいのあるものです。様々な国の文化の基での幅広い事業領域の情報を集める力、分析する力もつきました。日本での徹底した緻密な業務、インドネシアでの研修、アメリカでの駐在を経て、幅広く多くの経験を積むことで自分の器を拡げ成長できることを再確認しました。今後も様々な事業、様々な国への駐在を通して世界中で通用するビジネスパーソンになりたいと思います。また、この先、結婚、出産という人生の節目を迎えた際、それらを経ても仕事と家庭を両立させていくつもりです。そうした生き方を支援する会社の制度も利用しつつ、まだあまり多くの例がない女性として活躍する道を私たちの世代が先頭に立って切り拓いていきたいと思います。後輩の皆さんのためにも、私が働く女性としてのロールモデルになれたら嬉しいですね。もちろん将来のことですから、どうなっていくはわかりません。それは無限の道、無限の分岐点が、この先に待ち構えているということ。自分の未来に対して、今の私はとてもワクワクしています。

旅行が好きです。伊藤忠アメリカに勤務していた際は、三連休の時はメキシコやカリブ、長い休みの時はブラジルやアルゼンチンなど南米への旅を楽しみました。パタゴニアへ行き、氷河を見たときは感動したものです。世界中にいる同期や先輩に会いにいくことも旅の醍醐味の一つです。

ひとりの商人、無数の使命